2023年4月16日 ライオン歯科衛生研究所予防歯セミナーを開催しました。

2023年8月30日

パネルディスカッションの様子

2023年4月16日ライオン歯科衛生研究所主催の予防歯科セミナーを開催いたしました。
テーマは「歯科の未来、これから私たちができること -求められるMy歯科衛生士になるために-」とし、今回は会場(ライオン㈱本社)およびオンラインで開催し、多くの方々にご参加いただきました。

講演は長谷川嘉昭先生(長谷川歯科医院院長),川崎律子先生(同歯科衛生士)が、「チーム医療で何を診るか」と題し、歯周治療による戦略的な診断を考えることを本講演の目的としたうえで、歯科医師の目線と歯科衛生士の目線をバランスよく診療に活かすデンタルカンファレンスの重要性を解説しました。

続いて植草康浩先生(双葉耳鼻咽喉科医院医師(耳鼻咽喉科)/歯科医師)が「飲みこめていますか? 咀嚼のそのあと」と題し、ご講演いただきました。植草先生は、歯科医師と耳鼻咽喉科医師の両者の経験から、患者さんと接する際「食事をとれているか」などの摂食に関する質問をし、喉の奥の確認を行って欲しいと強調しました。また、嚥下のスクリーニングとして歯科診療所でも検査可能な反復唾液嚥下テストのやり方と、ペットボトルを使った嚥下の間接訓練をご紹介いただきました。

石川ひろの先生(帝京大学大学院公衆衛生学研究科教授)は「患者さんに伝わるコミュニケーション」と題して、同じものを見ていても人によって見え方が変わる場合もあること、また言葉のみによる伝達は人によって捉え方が異なることなど、コミュニケーションの難しさを参加者に体験してもらい、ご説明いただきました。効果的に予防行動を促し、治療を継続していくためには、コミュニケーションを通じて、患者さんの考えを理解すること、その上で医療者としての考えを分かりやすく伝え、理解をしてもらうことの両方が大切であると強調されていました。

最後に西沢邦浩先生(日経BP総合研究所 客員研究員)と講師の方々による「-求められるMy歯科衛生士になるために-」をテーマにパネルディスカッションを行い大盛況のうちに終了いたしました。また、本セミナーは4月24日から5月15日までオンデマンド配信を行いました。